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嚥下機能の評価方法は、さまざまな方法がありますが、従来は、嚥下造影検査が主流でした。
近年は、その安全性から、嚥下内視鏡検査が行われるようになってきました。
嚥下内視鏡検査では、ファイバースコープを鼻腔から挿入し、咽頭の動きを直接見ることができます。
内視鏡検査の利点としては、造影検査と違いX線被曝がないので、繰り返し検査が可能なことです。
1度の検査だけで嚥下機能の評価はできません。
口腔内の状態や全身状態も考慮し、継続して検査を行うことで、嚥下機能の評価を行っています。
また、最近の内視鏡はかなりコンパクトに作られており、診療室はもちろんのこと、ご自宅や老人ホームに訪問診療に伺った際にも使用が可能です。
嚥下診断用のゼリーを食べてもらい、実際の嚥下状態を確認することができます。
モニター表示をして、検査状況を録画することが可能なので、担当医だけでなく多くのドクターの意見を聞きながら、繰り返し検証しています。
飲み込む瞬間は、食べ物が内視鏡先端に接してしまうので咽頭の状態を観察することはできません。
また、意思の疎通が難しい方では、ゼリーを食べていただけないなど、欠点もあるのですが、今まで見れなかった部分が見れることにより、多くの情報を得ることが可能になりました。
初診の方でもお気軽にお越しください